第七回民家の甲子園 街かど賞 静岡県立伊東高等学校 城ヶ崎分校

静岡県立伊東高等学校城ヶ崎分校 PR

 

今回私たちが紹介するのは、旧下田街道の民家です。

 私たちが取材をした旧下田街道とは、三島から下田までを繋ぐ街道です。起点である三島には、今も尚歴史を感じさせる駄菓子屋や漆器屋などの古い建物が残っており、かつて旧下田街道が栄えていたという面影が感じられます。

 また、吉田松陰やハリスが歩いた歴史的な道でもあり、川端康成の伊豆の踊り子の舞台ともなった街道です。先人たちにならって、私たちはそんな街道を辿って行きました。

 三島で撮影した、懐かしさを思わせる駄菓子屋は、中に長椅子があり休憩できるようになっていて、今でも子供たちがお菓子を買ってそこで食べていました。同じく三島で撮った漆器屋は、懐かしさよりも何故だか寂しさを感じました。この二枚の写真のように古き良き、と言われる建築物は、今では希少となっています。駄菓子を楽しげに選ぶ子供の声。伝統的な技術で作り上げられた漆器さえも、もしかしたら失くなってしまうのではないかと思うと切なさを感じずにはいられません。

 瓜生野地区で撮影した長屋門は、静かにその存在を主張していました。新しい家々が建ち並ぶ中で、長屋門はひとつだけ、時を感じさせる建物のように思います。

 旧天城トンネルの全長は450M、石造のトンネルとしては最長のもので重要文化財に指定されています。険しい天城を越えていった先人たちはトンネルの先から差し込む光に、下田までもう少しと気持ちを新たにしたのではないでしょうか。

 下田に入ると、どこか異国情緒漂う街並みに一変します。下田ではなまこ壁の民家を撮影しました。白と黒の碁盤目が斜めに交差しているのが特徴のなまこ壁は、古風で下田独特の情緒を醸し出していました。