第三回民家の甲子園 町並み賞 徳島県立小松島高等学校

徳島県立小松島高等学校 PR文

 

 私が生まれ育った町ははっきり言って田舎です。私はこの町で3階建て以上の建物はマンション以外見たことがありませんでした。しかし、今回のこのコンテストをきっかけに家の周辺で民家を探してみると、あちこちに民家があるのに気がつきました。今まで17年間生きてきて、この町にあるものが当たり前のように感じられてきていて、何か大切なものを見過ごすようになっていたと思いました。写真を撮るため、レンズごしに民家を見てみると、どこか懐かしく、落ち着いた気持ちになれました。また、様々な民家を撮影してみて、それぞれの家に歴史や思い出が詰まっている事も知りました。きっと民家には、私達に、忘れがちな懐かしさ、落ちつき、そして想いを思い出させてくれるものなのです。撮影をさせていただいたある民家の壁が、道路拡張工事のため取り壊されます。利便を求めて歴史が失われるのは寂しい事です。私は、民家のような歴史ある物がこの先ずっとあり続ける町で生きていきたいです。

 

 私たちは民家の甲子園をきっかけに、前から興味のあったうだつの町を訪れました。民家というと小さな古い家を想像していましたが、そこには大きな家々が堂々と連なっていました。そのどれもが歴史を感じさせ、私たちは何かに吸いこまれたようでした。どこかなつかしさを感じるその風景はとても暖かくほっとさせるものでした。ある家の人が「この家は築二百年でよ。」と言って、私たちを家の中に案内してくれました。家の中には古い家具がたくさんあり、まるで昔の日本にタイムスリップしたようでした。その家の人は、自分の家の歴史や思い出について聞かせてくれ、本当に大切にしているんだなぁと感じました。そして撮影が終わり、私たちの中で民家への思いが一つ変わりました。それは民家は人と共に生きているということです。そして、この撮影で民家の良さ、大切さを知り、この風景と共に民家のもつすばらしい面を写真という分野でこれからも伝えていきたいと思います。