第九回民家の甲子園 冨樫左衛門賞 石川県立野々市明倫高等学校

石川県立野々市明倫高等学 PR

 

カメラ片手に意気揚々とやってきたのは、野々市町本町の旧北国街道沿いである。

今日はあいにくの曇天、しかも強風ときた。さっそく出鼻をくじかれた私たちは、それでもめげずに端正な街並みを歩き出す…。

写真1【あぁ、この街に住みたいかも…】

なにより美しいのは、昔ながらの瓦屋根と、その合間を縫うように街を彩る深緑の木々だ。落ち着いた色合いの家々に優しく影を落とす葉が、何とも心を癒してくれる。

写真2【白壁に文字が?】

 周囲の民家よりも大きく、窓のない白壁。上を向くと目に飛び込んできたのは「や」の文字。「なぜここだけ文字が…?」考えているうちに、時はゆっくりと過ぎ、頭上には白い綿のような雲が空を覆っている。

写真3【守り継いできた大切なお店だから】

 町屋の立ち並ぶ通りの中でもひときわ歴史を感じさせる店構え。「勧進帳本舗」で 名物の最中「勧進帳」を購入。「とってもすてきなお店ですね。」ずっと頭にあった一言がするりと口をついて出た瞬間、おばあさんが笑ってくれた。あ、と思ったときにはシャッターを押していた。それくらい自然ですてきな笑顔だった。

写真4【ぺったんぺったん】

 ほのかに香ってきたのは、餅米をむすなつかしい香りだ。玄関さきで季節の草餅をついているところにおじゃました。「ほら、どうぞ。」ありがたくいただいた。

写真5【路地を行く人】

 「いい写真、撮れたか?」すれ違いざまに見知らぬ人が声をかけてくれる。出会いは大事だ。人が歩いているだけで、街が生き生きする。