第二回民家の甲子園 特別賞 愛知県立半田工業高等学校 

愛知県立半田工業高等学校 PR

 

 常滑市は、古く、平安の時代よりつちかわれてきた「やきものの心」が、今も生きています。常滑のやきものは西暦1000年頃からの歴史を持っています。日本六古窯の中でも一番古いといわれ、市内を中心に丘陵地帯の山腹一面を覆うようにして古常滑の窯址が三千基と推定され、その壮大さは世界でも例のないすばらしいものです。素朴で深い味わいを秘めた土肌には、1000年の光が宿っています。

 生徒5名(2、3年生)は協力して、常滑(やきもの)の町並みを紹介するために一生懸命頑張って撮影し、フィルム現像、プリントしました。

 下記に作品の紹介をします。

【朱泥急須】

江戸末期に始められた朱泥焼は、全国に朱泥急須が多く売り出されています。昔からの伝統を受け継ぎ、急須を一つ一つ手作りで作っています。

【窓】

焼きもの散歩道で、ふとカッパの焼き物が並ぶ窓の情景をとらえました。

【土管坂】

地元ではよく知られている雄大な伊勢湾や鈴鹿の峰を見晴らす土管坂を撮影。

【世間話】

手を休め、ひとやすみのところ、民家の人に挨拶をし世間話をしました。

【焼きものの民家】

丘陵地を数分歩き、疲れ果てたところ、そんな場面に出くわした風景。

生活に密着した焼き物・民家・花のある風情を見つけました。

第二回民家の甲子園 特別賞 山梨県立甲府工業高等学校

山梨県立甲府工業高等学校 PR

 

 私たちは山梨県に住んでいます。今回私たちが民家と町並みを撮るために選んだ場所、早川町赤沢は、山梨県の南部に位置し、江戸時代のころ身延山本山と七面山を結ぶ宿場町として栄えていました。山岳信仰の霊場であった七面山は、寛永17年(1640)徳川家康の側室であった養珠院(お万の方)の参詣以来、女人禁制が解かれ、江戸を中心に組織された身延講の発展とともに一段と七面山参詣が活気を呈しました。七面山への参詣が身延山参詣とセットで行われ、身延山久遠寺に詣でた人々は奥の院を経て、赤沢宿を通り春木川を渡ってから再度表参道を登って七面山の山頂に達しました。赤沢は山岳霊場身延山(1152m)から七面山(1982m)へ登る唯一の道筋の、唯一の宿場町として開けました。赤沢は身延山から下ってきて、春木川に下る直前の山腹にしがみついた宿場です。

  現存する伝統的な家屋は明治・大正時代に建てられ、平屋建て小屋組構造に古式を残し、かつては板葺き屋根の集落でした。宿場ということなのでお客さんが一斉に靴を脱いだり履いたりできるように、玄関がL字土間になっている家が多く、今では五軒の旅籠が残っています。赤沢宿の石畳と石垣は野石とともに寒沢石と呼ばれる、地元で採れる縞模様の角ばった石を使っています。石垣の積み方は緻密で丁寧にできています。大小入り混じるため一定ではないが、石同士は矢筈(矢羽返し)に組んであり、曲がる所は算木に組んであります。町でたまたま会ったおじいさんは恵比寿屋という旅籠の住人で講中札のことを話してくれました。講中札とは別名マネギ板ともいい、参詣した講中(信仰者の集まり)が宿舎の印として残していくもののことをいうそうです。講中札90×30センチ余りで欅板に朱印、文字は浮彫り黒塗仕上げで作られています。今でも講中札は七面山山道沿いの家の軒下に多く見られ、当時の面影を残しています。

  今回の写真撮影を通して、改めて民家の良さ・町並みの美しさを感じられたように思います。また、いつもの慌しい日常を離れることで普段では忘れてしまっている自然の偉大さや空の広さ、小鳥のさえずる声や木々の木漏れ日などを思い出させてくれたように思います。普段見慣れた町並みが、古い民家と石畳・石垣そして、雄大な自然の中で見るとまったく違う、まるで、夢の中に来たようなそんな気持ちにさせてくれました。

第二回民家の甲子園 特別賞 鳥取敬愛高等学校

鳥取敬愛高等学校 PR  

 

私たちは、2003年の文化祭のテーマの一つとして、「ダムで沈む家」を取り上げました。国土交通省が鳥取県岩美郡国府町殿で進めている殿ダム建設工事に伴う河川付け替え事業で、国府町神護地区に江戸時代から残る貴重な茅葺き屋根の民家二棟が取り壊されると聞いたからです。

 鳥取環境大学の先生方も、「建物や全体的な景観は全国有数で、文化財指定の価値がある」として、県などに保存を働き掛けていらっしゃいました。

 しかし、今年の春休みに再訪したら、昨年撮影した茅葺き屋根の民家2つがなくなっており、一軒は黒い瓦屋根に変わっていました。残念ながら、保存は叶わなかったようです。昨年の夏にもっと撮影しておけば良かったと後悔しましたが、春休み、そして今年のGWに撮影した分も加えた5枚の作品で変わっていく村の様子が伝わればと思います。

 ダム工事は、現在も進行中です。

第二回民家の甲子園 特別賞 東京都立葛西工業高等学校

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 日々、刻々と変化し“変化すること”が“変わらないこと”となっている東京では、“変わらないこと”は奇妙である。今回は、そんな奇妙なことを探してみることにした。

 生まれや育ちによっても異なると思うが、撮影した写真が東京の今の風景だと言われると違和感を感じる人も多いと思う。

 十数年前まで当たり前であった景色が、時というスパイスを加えること加えることで、都市の中に異空間を構成し、あたかも異世界に迷い込むような気分にさせられるのは私だけだろうか?。そこには、少量の寂しさと懐かしさが入り混じり、見慣れた景色とは違う一種の“新しさ”までも見る人に与えてくれるような気がする。

 常に新しいことを求め、変化を推し進めることは確かに間違ったことではないと思うが、“変わらないこと”が“変わったこと”に見えてしまうことに気がついている人は少ないのかもしれない。あなたもこの異次元の扉を開けてみませんか?。

第二回民家の甲子園 特別賞 岐阜県立武儀高等学校

岐阜県立武義高等学校 PR

 

 私たちの高校の近くにある美濃市のうだつの町並みは、大変古くからある家屋が建ち並んでいます。
  町並を保存するために、電柱をなくし、電線を地下に埋め、道路もレンガと小石を使って昔の雰囲気を出しています。
  写真に写っている石は、「馬つなぎ石」と呼ばれています。その由来は、江戸、明治の時代に馬をつなぎ止めておくための石だったからだと言われています。
  今回、二回目の出典となりますが、前回の時とは違い、町並の良さを理解した上で、5人が思い思いの風景を撮影し、現像から全てを自分達で行い、満足のいく写真を完成させる事ができました。
  少しでも、うだつの町の良さが見てくれた人に伝える事ができれば嬉しいです。