第八回民家の甲子園 街かど賞 愛知県立半田工業高等学校

愛知県立半田工業高等学校 PR文 

 

 私達はテーマ「風」に沿い、三河湾にぽっかり浮かぶ島(佐久島)を撮影地に選びました。佐久島は別名「三河湾の黒真珠」と呼ばれ、島の民家の壁が真っ黒なんです!その訳は“コールタール”。

 住民の方々が潮風で家が傷まないようにコールタールを板壁に重ねたからだそうです。この黒壁を背景にいろいろな形で風を表現してみました。

 

一、激しく動く世界情勢、しかしそんな中にものんびりした空気が流れています。雲もなく爽やかな潮風が流れる一時。ここでは時計の進みも遅くなったように感じます。シャボン玉で遊ぶ女の子。そんな懐かしい光景がここにはありました。

 

二、一昔前の人口は1634人と島の人口としてはとても多かった佐久島。しかし、今では 315人、昔と比べるととても少なくなってしまいました。その数少なき一人が風を切って走る瞬間を記憶に残しました。

 

三、佐久島の海沿い、一際目立つ真っ青の建物がたっていました。海の青さにまけないで、ひっそり目立って建っています。海の潮風ヒューヒューと、三色の風船がふわふわ浮かんでいるようです。

 

四、穏やかな風のことを「春風」や他に「和風」ともいいます。子どもたちが遊ぶ道ばたから飛ばした紙飛行機は、日本の黒壁建築の前を優雅に飛んでいます。

 

五、この日は朝から曇りで肌寒かった。11時頃になると太陽も出てきて暑くなりました。後輩が休憩していると、そこに心地よい風が吹いて、壁につるされた日本手拭いが靡いたところを撮りました。

 

 私たちは、この佐久島の撮影をきっかけに、黒壁という「忘れさられるものを写真という形で」残し、島に残された歴史と営みを思い起こさせる大切なモノがあることを知りました。