第六回民家の甲子園 審査員特別賞 マイン高等学院

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私たちの写真には、今回の「民家の甲子園」のテーマである「人」は映っていません。

それは、「人」というテーマが「人」を映すことだけではないと考えたからです。

それぞれの民家の写真から、そこに住んでいるそれぞれの「人」の匂いがしてくる。それがいわゆる「いい写真」なのだとしたら、今回私たちが取り組んだテーマは、とても「いい写真」だとは言えません。

実は今回私たちが取り組んだテーマは、その民家からどれだけ「人」を感じさせないようにするかということです。

「人」が住んでいない民家はありません。どんな民家でも「人」が住んでいて、そこではひとりひとりの様々な生活があり、そんな中に喜びや悲しみ、驚き、出会い、別れ、といった色々な表情を見せてくれます。

私たちはその「民家」が見せる「人」の匂いを感じさせない写真を撮ることによって、そこに確実にあるはずの「人」という存在に無限の可能性を与えることはできないだろうかと考えました。無限の可能性などという言葉は少し大袈裟過ぎたかも知れませんが、要するにそこにどんな「人」がいるのか、写真を見ているひとりひとりに全く違う想像をさせることができないかということです。

そのイマジネイションの中に、ほんの数秒、一瞬でもいいので浸ってもらえる写真が撮れていればいいなと思います。