第六回民家の甲子園 審査員長賞 高知県立安芸桜ヶ丘高等学校 

高知県立安芸桜ヶ丘高等学校 PR

 

『潮風の町』

安芸市は、南は海、北は山に囲まれ、海の幸・山の幸が豊富な町です。

国道から北へ、少し入ったところには「土居廊中」と呼ばれている武家屋敷もあります。観光客も絶え間なく訪れ、全国的にも有名です。この「土居廊中」の入り口には、畑仕事をする人たちに、時を知らせる野良時計があり、私たちが生まれる前からずっと時を刻み続けて来ています。私たちにとっても、小さい頃から憧れ親しんできた安芸市になくてはならない町のシンボルとなっています。

今回、海岸沿いや、この土居廊中など訪れて感じたのは安芸市が昔の姿をそのまま残しているということです。

特に海岸沿いの通りを歩いていたとき、網を繕う人や干物を作っている人たちに出会い、この町の温かさを感じました。何代も続いた漁師さんとその家族、これから先もきっと続いていくだろうと思われる、そんな人たちの動きは、職人であり、誇りさえも感じられました。ゆっくり流れる海風は潮の香りや“昔”を運んで来てくれます。

安芸市に住んでいる私たちでも、知らなかった安芸市の良さや、魅力をじっくり感じることができたひとときでした。

 

「浜通り」

前の道路はお遍路さんや地元の人たちが行き来する浜通りとなっています。海沿いにたたずむこの家は石造屋さんで、家の前に置いてあるたぬきや鳥の石造は通り過ぎる人たちの癒しになっているようです。右側の道の先には、商店街があり、学生や主婦などさまざまな人で、にぎわっています。

 

「再生」

古い町並みの中でひときわ目を惹く入り口の建物がある。時代を感じさせる白と黒の市松模様と店の名を書いたプラスティック性の現代風な看板の対比に惹かれ、思わずシャッターを切った。ここは、民家を喫茶店として再生させたところである。おそらく、この町の人々の憩いの場となっているところであろう。熱いコーヒーを飲みながら、和気藹々とくつろぐ姿が目に浮かぶようである。

 

「繋」

「写真を撮らせてください!」という私たちの声に気軽に応じてくれたおじさん。絨毯のように広げて干しているちりめんジャコがとてもおいしそうでした。仕事中なのに「食べていいよ」とやさしく声をかけてくれたり、私たちを和ませてくれたり。わずかな時間を一緒に過ごしただけなのに、この町の情に触れたような気がして幸せな気分になりました。人は自分の願いや思いを家や次世代へ託しているのだと強く感じた瞬間でした。

 

Always 三丁目の夕日」

ここは安芸市本町三丁目。鮮魚店に集まってくる人たちと町の風景を撮ってみました。自転車に乗ったおじいさんもきっと買いに来たのでしょう。昭和時代にタイムスリップしたような不思議な気持ちになりました。木々の間の夕日もほのぼのとした光景を見守っているかのようでした。

 

「石黒」

雨風から家を守り続けて来た「石黒」と呼ばれる塀は歴史を体に刻みつつ、今なお守り続けていこうとする強い意志を感じる。