第十一回民家の甲子園 民家大賞 香川県立多度津高等学校

香川県立多度津高等学校 PR文

 

「多度津に生きる、多度津で生きる」

 

 多度津町本通り。私たちはこんぴら街道のこの通りを写真に記録するとともに調査しました。かつて軒を連ねた商店は今も趣があり、一世紀前にタイムスリップした雰囲気が味わえます。しかしかつての商店は、人の流れが変わるとともに民家へと姿を変えました。

 

①家とともに

 小国さんはこの家で生まれ、この家で育ちました。もともとは餅や饅頭を製造販売する商家でした。この建物は明治の頃に建てられたもので、重厚な梁や、品のある格子窓は私たちに安心感を与えてくれました。

②メイジとヘイセイ

 明治に建てられたと思われる呉服屋さんの前で平成生まれの高校生が休憩している所です。格子窓とナマコ壁、それに虫籠窓のストライプは見る人を魅了していました。

③いらっしゃい。

 合田おばあちゃんが迎えてくれました。この地に来て60年以上が過ぎ、5年前から一人暮らしをしているそうです。建物は大正時代に建てられたもので、応接間の通りに面した部分にはステンドグラスを使用しており、当時としては大変貴重なものでした。

④土間の灯火

 合田さん宅の土間にある照明です。最近少なくなった白熱灯ですが、今も現役で照らし続けていました。蛍光灯とは違った存在感でやわらかい雰囲気を演出していました。

⑤街道を見守る

 右側の泉川さんはこの地で生まれ、代々続く薬局を守り続けています。代々継がれてきた建物は戦争のために取り壊しになりましたが、残った写真が当時を語ってくれました。

 左側の関口さんはこの通りにある吉田酒造に20歳から勤めていました。現在この酒蔵は閉めてしまいましたが、銘酒「富士桜」は今も語り継がれています。

 

 調査を通じて誰もが同じことを言いました。「かつては人通りも多く、賑やかだった…」と。車社会とともに人は通らなくなったようですが、それ以上にこの地に生きる人たちの力強さを感じることができたように思います。