第十七回民家の甲子園 町並み賞(福島県知事賞) 香川県立多度津高等学校

 

多度津町沖に位置する島「高見島」。瀬戸内の塩飽7島として織田の時代から徳川の時代まで長く保護されました。咸臨丸の乗組員としてアメリカに渡った水夫も多く、時代を担った島の1つです。

 

 そのような島も、現在の登録人口は27人。調査を実施するたびに減っているのが現状です。しかし令和の時代を迎えた今年度、島には新たな活力が沸いています。この島で度目を迎えた「瀬戸内国際芸術祭」です。

 

 

 

「変わらぬ風景」

 

ドイツから来たビヨンさんが立っている場所は、かつて住宅があった場所。残った石垣や礎石が時代の変化を物語っています。しかし高台からの眺めは、ずっと変わらない風景です。

 

「瓦への想い」

 

住宅の一角に瓦が落ちていました。鯉の絵が入った巴瓦は、住人が込めた火除けの願いであり、語り継ぐもの。瀬戸芸の学生ボランティアである布藤さんもそれを感じています。

 

「高見銀座」

 

ここは浦地区のメインストリート。斜面に造成された高見島ならではの光景に、誰もが魅了されます。この島で生まれ、この島で育った山野さんの、誇れる場所の1つです。

 

「ワカチカ」

 

いつの時代も若い力が活力です。瀬戸内国際芸術祭が新しい息吹を吹き 込んでくれています。笑顔とともに第2の住宅人生がスタート、そして若い力が響き渡ります。

 

「守る集団」

 

  1人ではできない事が皆ではできる。想いを共有することにより、目的を達成することができる。高見島には、それを感じさせてくれる場面が多くありました。今秋の会期に向けてあとわずか。

 

 

 

島に何を期待しますか?と山野さんに話を聞きました。

 

「これからの発展は期待していません。住み慣れた集落が残って欲しい、それだけです。朽ち果てていく家屋が現在残っているのは、若い作家さんの力であり、本当に感謝しています。」と。

 

 

 

今も昔も変わらない想いは、これからも引き継がれることでしょう。