第十五回民家の甲子園 町並み賞(石川県知事賞) 愛媛県立今治北高等学校

 

PR文  愛媛県立今治北高等学校

 

 

         「時の流れの中で共に生きる」

 

 

 私たちの学校の校章はポラリス(北極星)で象られ、中央には桜の花。創立一一八年の歴史の中で先輩方もそうであったように、揺るぎない信念と優しさを胸に、私たちはそれぞれの夢を追いかけている。

 

 

 今回大会に応募することを決めて、私たちは川の上流へと進み、玉川の神子の森に暮らす竹細工職人内原さんとご家族が住む古民家を訪問した。家の周辺には季節の花が咲き、川の流れる音が聞こえてくる。自然に寄り添う暮らしがそこにあった。

 

(作品1 自然と暮らす)

 

 

 竹林は自然のままにしておくと荒れていく。適度に人の手が入ることで風が流れ、竹はすくすくと育つ。竹で作る物はすべて人の暮らしに役立つ。子どもさんのために作った大きなゆりかごを見て優しい気持ちになった。

 

(作品2 ねんねんころり)

 

 

  村の総代さんに話をうかがった。昔は賑やかで活気のある村だったという。「民家は地域の財産」、人が住み、家に風を通すことで家は生き続ける。過疎化が進んでいく中で、民家を様々な形で生かしていくことが必要だとおっしゃった。村を散策していると、立派なのぼりとたくさんのこいのぼりが風に乗って泳いでいる民家に出会った。元気に成長していく子どもの姿が頭に浮かんだ。

(作品3 すこやかに)

 

 

 奥様のゆきさんは、人間が生きる上で大切なのは「衣食住」、山で育つ食べ物には自然の香りとパワーがある、感覚に素直であることは、一日一日を大切に生きていく心の豊かさにもつながると教えてくれた。食を大切にすることは地域を大切にすること、そう感じた。

 

(作品4 今日も美味しく)

 

 

 自然の中での暮らしは心のゆとりを与えてくれる。時の流れの中で、地域の人とともに家族とともに、自然の恵みに感謝しながら、民家のぬくもりを受け継ぎ、持続可能な社会を作り上げていく、これが今の私たちに必要なことだと思う。 

(作品5 時の流れの中で)