第十六回民家の甲子園 優秀賞 香川県立高松西高等学校

 

             香川県立高松西高等学校

 

私達は旧家を改修した古民家、「ぎゃらりーカフェ楓林」を訪ねました。落ち着いた雰囲気のこの場所でたくさんの巡り合いを写真に収めることができました。

 

「百三十年」

 

木漏れ日が照らす山道を行くと、招き猫がぽつんと立っています。古民家「ぎゃらりーカフェ楓林」、木々の合間にひっそりと建っていました。隠れ家のような古民家に思わず惹きつけられます。朽ちかけた薪小屋、赤錆びたかき氷機、何かが始まる、たくさんの人と巡り合う、そんな予感の始まりでした。

 

「春の訪れ」

 

春、門の前で鮮やかに咲き誇る梅たちが、私たちを迎えてくれます。木々の中に映えるピンク色はとても輝いていて、カフェに来た人に、新しい春の到来を告げているように感じます。ここではどんな巡り合いが待っているのでしょうか。

 

「涼」

 

初夏、休日にお茶会が行われました。色鮮やかな浴衣を着た茶道部員がお茶を点て、お客様にふるまっています。奥の部屋からは琴の音色が聴こえてきます。日常を忘れさせてくれるお茶会は、私たちに安らぎを与えてくれます。

 

「彩り」

 

秋、楓林の秋は庭中の木々が紅葉します。きれいな落ち葉を見つけて、変わりゆく季節、日本の四季を強く感じます。落ち葉を手渡す男子高校生、顔を火照らす彼女。その頬っぺたは落ち葉のように真っ赤です。山間の古民家で生まれる人と人との関わりは切なく、そして暖かく感じました。

 

「魔法の囲炉裏」

 

冬、ここでは、老若男女様々な人々に出会うことできます。この囲炉裏では、初めてカフェに訪れた人でも、すぐにお客様と打ち解けることができます。私は囲炉裏から、人と人とを巡り合わせる魔法が流れ出ているような気がしました。

 

撮影を通して古民家カフェ楓林に集い、この空間の心地よさを満喫する多くの人たちに巡り合うことができました。人を巡り合わせるこの力は古民家の歴史、落ち着いた雰囲気、温かさだと思いました。