第十四回民家の甲子園 民家大賞(文部科学大臣賞)香川県立多度津高等学校

 

「島が育む 和のカタチ」

 

香川県立多度津高等学校

 

 

 

 多度津高校写真部は、平成十六年に民家の甲子園の舞台を高見島に設定しました。当時、島に住んでいる人は年配の方を中心に四十人くらいで、島の現実を知ることができました。あれから十二年…、さらに過疎化は深刻化し、現在は三十人くらいになっています。多くの歴史ある民家は空き家となり、崩れ落ちるのを待つばかりです。

 

 

 

島へ…

 

多度津港桟橋でのひとコマです。母の故郷である高見島に、四歳の遼空くんは初めて島に渡ります。定期船の着岸を見つめ、島へ向かう姿は頼もしさを感じます。

 

あるじ

 

島のメインの通りは石垣で囲まれ、自慢の場所です。その見事な石垣の一角に西山邸があります。この家の主である市郎さんは故郷高見島を愛し、ずっと島の調査を続けています。仏壇を前に受け継がれる歴史を感じます。

 

ま~食べまい。

 

島へ渡るたびに、お接待を受けました。名物の茶粥はシンプルで飽きが来なく、みんなで美味しく頂きました。この日は奥田さんと菅原さんが迎えてくださり、明るく愉快な時間を過ごすことができました。

 

満丸星空

 

古い家屋の中に入ると、無数の光が差し込んでいました。そこはまさにプラネタリウム。長い年月に耐えた部材が一層引き立ち、古民家ならではの落ち着いた雰囲気に加え、新しい風が流れていました。

 

軒の下    

 

除虫菊が咲き誇る五月初旬、山野邸の庭に人々が集まってきました。南面の縁側には、若い人達が楽しそうに談話をしていましたが、全員目的を同じくしているアーティスト達です。

 

 

 

高見島は三年前より「瀬戸内国際芸術祭」に参加し、島にとって新しい息吹が吹き込まれています。古民家をリノベーションし、若者目線での活路が開かれています。我々もそれらの活動に参加すべく昨年度から「たどつ街灯りプロジェクト」をスタートさせました。古民家を引き立てる和のカタチを演出し、微力ながら参加させていただいています。