第十回民家の甲子園 特別賞 石川県立小松高等学校

石川県立小松高等学校 PR文

 

あなたは買い物をするとき、どんなお店に行きますか?百貨店?近所のスーパー?それともインターネットショッピング?

ライフスタイルが昭和とは大きく変わってしまったこの時代に、私たちはアーケードの残る地元小松の商店街にスポットを当てました。

江戸時代、前田利常が隠居後住んでいた地域ということで商人の町として栄えたのが小松です。小松駅周辺は昔ながらの商店が多いところ。

まず商店街の大通りではなく、一本外れた通りを歩いてみました。ここは昭和初期に建てられた建物が多く、和菓子屋や陶器屋、食堂など様々なお店が立ち並び、「こまつ町家」と呼ばれています。

そして大通りへ。商店街で長年薬局をされている方にお話を伺い、通りにある建物について教えていただきました。前を見ると昭和のような店先。後ろを覗くとまさに町家そのもの。ネコ橋銀座って名前がなんだかかわいい。そんな風景が過去への時間旅行へと私を(いざな)ってくれます。それはまるでタイムトンネルをくぐった先。その後この商店街に詳しい方にお話を伺い、商店街の資料を見せていただきました。ここは昔さまざまな地域から集まってきた人たちによって作られ、協力してきた場所なんだそうです。江戸から時を重ねていった商店街。昭和初期に二度の大火に見舞われ、一旦火の中に消えてしまいましたが、商人の町であるが故、すぐに立ち直り復活を遂げ、新たな時代を築き上げてきました。アーケードができ、より活力のあるものへと変貌を遂げたのも束の間、今では時が切り取られたような空地シャッターの多い商店街。・・・でも私の身近にはない、心を落ち着かせてくれる空間がそこにはありました。

一見すると何処にでもありそうな寂れた商店街。でも温かみのある場所。私はその温かい空間から大きなパワーを貰う。そしてここを守り、賑やかな場にするにはどうしたらよいか。そんなことを考えつつ、これからも歩いていきたいと思います。この先も私は何かを見つけにここを訪ねてみます。あなたも一度遊びに来てみては?