第四回民家の甲子園 審査員長賞 高松市立高松第一高等学校

高松市立高松第一高等学校 PR文

 

「『仏生山お成り街道』を行く」

私たちが通っている高松第一高等学校は、高松市の市街地で栗林公園の近くにある高校です。高松市内には、古い民家や町並みは市街地にはありません。昭和二十年七月の高松空襲で、当時の市街地はほとんど焼けてしまったためだそうです。

 高松市仏生山町にある法然寺とその近辺は、高松市内では珍しく貴重な古い町並みが残されています。法然寺は、高松藩松平氏の菩提寺として江戸時代前期に建てられ、仏生山は門前町として発展を遂げ、今も法然寺へ至る道筋は、昔のたたずまいを残しています。高松市街にある常盤橋を起点に南へ伸び、県道赤坂線を通って仏生山町に至る道は、高松藩主が菩提寺参拝の時に通った道で、別名を「お成り街道」と呼ばれていました。

古い町家や町並みの様子は本町通りを中心に残っていて、かつての門前町の面影を見ることができます。殿様の行列を見下ろさないように、二階を低くした中二階建てで、虫籠窓がある家があります。

 私達は、現在の仏生山町の町並みを、いろいろなアングルから写真に収めました。

一枚目は、お成り街道を自転車で走っている人の姿を撮影し、生活の場としての町並みの様子を撮影しました。

二枚目は、二階は虫籠窓になっていて、商品陳列用の硝子棚と広い間口の玄関から、商家の趣がありますが、寂しい感じがしました。三枚目は、この地域の民家に多くある「虫籠窓」で、一番きれいなだったので、クローズアップして撮影しました。

四枚目は、民家を再利用したもので、吸い寄せられるようにこの店の前につい立ちたくなる雰囲気でした。

最後の写真は、ふと窓辺に咲いた紅い花が、茶色い壁や、黒いアスファルトの中で、よく映えていました。

 私達は、この撮影活動を通じて、伝統的建築や町並みに触れ、単に守るだけではなく、積極的に生かした「生活の場」としての賑わいのある街作りの必要を感じました。